大きめの三脚を買ったので、それに合わせて自由雲台を探していたのですが、SIRUI(シルイ)の自由雲台シリーズがしっかりした作りで良さげだったので買ってみました。
購入したのはアルカスイス互換の「SIRUI(シルイ) ハイエンド自由雲台K-30X」。
シルイの自由雲台は、ベーシック自由雲台とその上のクラスのハイエンド自由雲台があるみたい。
その中でも大きさによってハイエンドならK-10X、K-20X、K-30X、K-40Xと続いていきます。
自分が選んだK-30Xは、1万2千円弱の価格で、
- ベース径:60mm、ボール直径44mm
- 高さ:108mm・重量:560g
- 最大搭載荷重:30kg
カタログスペックの最大搭載荷重にどのくらい正当性があるかは分かりませんが、フルサイズミラーレスに重めのレンズをのせてもまあしっかりホールドはしてくれるでしょうというところでチョイス。
同価格帯では突出しているのではないでしょうか？少なくとも日本メーカーなら比べ物にならない相場感だと思います。
スペック的には最大搭載荷重:25kg、ボール直径38mmの「K-20X」でも十分感はあり1万円弱とコスパも良いのですが、一応スライダーも載せることを考えて1つ上のものを選んでおきました。
さてK-30Xの話に戻しまして。まず肝心のホールドはかなりしっかり。取り回しよりは安定感重視の選択だったので非常に満足です。
フルサイズミラーレスに標準的な重さのレンズならびくともしないというか、まあオーバースペックですね。スライダーを載せても全く問題なく、安心感があります。
ノブはメモリが振ってあって締り具合も分かりやすく、ねじ込み感？もあってかなり好み。
自由雲台なのでもちろん繊細な微調整はしにくいですが、動きもなめらかで位置調整自体はしやすく、特にストレスは感じないです。
使用するつもりはないですが、ノブに見えているネジで締め付けの微調整も出来るみたいです。
固定する前と固定したあとの画角のズレですが、このくらいはあります(GIF)。
三脚に雲台を固定し90mmのレンズで、位置決めからしっかりとねじ込んだ際に起こったズレです。
個人的には許容範囲というか、90mmの重めのレンズでこれならかなり優秀な気がします。
クランプもしっかりしていて、水準器・落下防止の突起？が付いています。突起が邪魔で…ということも無く、プレートが干渉する場合もひっこめることが出来ます。
付属のクイックシュープレートは結構大きめで、TY-70-2という型番。ズレ防止の突起付きです。
裏面、ネジは六角穴付きでしっかりと締めることが出来ます。
サイズは70X60X10.8mmと正方形に近く、ミラーレス一眼×サイズの小さいレンズでははみ出しが気になりました。
なので同じくシルイでアルカスイス互換規格のTY-70という、一回り小さくより長方形のクイックシューを購入して使っています。α7シリーズの大きさに本当にベストマッチで、作りもコスパも良いのでめちゃくちゃおすすめです。
ということで、全体的に十分ハイスペックでとても満足しています。これより上を求めるなら5～10万円台になってくると考えれば、ほんとにおすすめです。しっかりめの自由雲台をお探しの方は、優先度の高い候補になりそうです。
