ずっと手挽きミルはスタンダードでお安いカリタ KH-3を使っていたのですが、
たまに豆が飛んでいくというデメリットを解消したいと思い、同じくカリタの手挽きミル KH-5を買いました。
実際に使ってみて、使用感の良し悪しとか、1000円の価格差があるKH-3と比べてどうかみたいなところをレビューしていければと思います!
存在感のあるデザイン
購入の決めては何と言ってもビジュアル。
銅風に加工されてるだけですが、金属のなんともいえない佇まいがお気に入り。
落ち着いたレトロさもありながら、いい感じの「ヘンテコ」感が自分好みのデザインです。
豆が飛んでいかないように扉がついています。
普段使っているコーヒーメジャーだと苦にならないですけど、大きいコーヒーメジャーや手だとちょっと入れづらいかも。
もちろん両手は使いますけど、粉受けはほぼワンタッチで取り外し可能。
そんなことはないんですけど、すんなり外れすぎて、逆にはじめは挽いている間に外れないか不安でした(笑)。
完璧だと思っていたけど…
KH-5を買う時、ざっと構造を見て「KH3のデメリットを解消した上位互換じゃん…!」と思っていました。
ちなみにKH-3のデメリットを挙げると、
- 蓋がないのでたまに豆が飛んでいく
- 粉受けの部分を外すのにちょっと時間がかかる
- 挽く粗さを変えるのがちょっと手間
詳しくは↓の記事で書いていますので、どちらを選ぶか迷っている方は合わせて読んでいただければと思います。
豆が飛んでいかないように蓋もついてるし、粉受けもほぼワンタッチで開けられるし、見た目もいい感じだし。
KH-3の挽く粗さを変える手間以外のデメリットは解消されています。
でも完璧とはいかず、デザインが変わったことで新たなデメリットとして
- 粉受けが静電気の影響を受けやすく、細かい粉が張り付いて落ちてこない
- 本体が太く、平面に置いてドームをおさえてるようにして挽かないと手が疲れる
- 持ち上げて挽いているとドームの扉が開いてくる
という機能面の不便さが出来ちゃいました。
まず細めに挽くと、粉受けが静電気を帯びやすいのか、側面・刃に少し張り付いちゃうことがあります。
そんなにひどくはないのですが、細挽きにするとちょっと使いづらいですね。
あと細かいところですが、↑の画像を見てもらうと分かるように、粉受けの底面と側面の境目にデザイン上の狭い溝があって、微粉が詰まるかもと思いました。
それから、上のドームまで細くなっている部分がないので、机に置かずに側面を持って挽くと、手がめちゃくちゃ疲れます。
まあ机に置いて使うほうがいいのですが、持って歩きながら挽きたいという場面では使いにくさもあります。
もう1つ持ち上げて挽きにくい点がありまして、机に安定させないと、挽いているうちに扉が開いてきます。
ちゃんと机に置いて挽きましょうってことですね、観念して机に置いて挽きましょう(笑)。
KH-3との比較
改めてKH-3と比べてどうなの?というところをまとめておきます。
KH-3(1900円程度) | KH-5(2500円程度) | |
---|---|---|
メリット | ・持ち上げて挽きやすい ・粉受けの静電気はない | ・上が閉められるので豆が飛んでいかない ・粉受けがワンタッチで開けられる |
デメリット | ・蓋がないのでたまに豆が飛んでいく ・粉受けを外すのにワンテンポ多くかかる | ・粉受けが静電気の影響を受けやすい ・持ち上げて挽くのは手が疲れる ・持ち上げて挽くとドームの扉が開いてくる |
共通の ウィークポイント | ・挽く粗さの調整が手間 ・均一さにかなり劣る ・雑味の原因になる微粉が出やすい |
機能面では基本的にKH-5のほうが充実していますが、デザイン面で新たにウィークポイントができちゃっているという感じです。
KH-3のデメリットが気にならない方は、KH-3のほうが使いやすかったりすると思います。
静電気対策
買ってからどうしても静電気が気になる!って場合の対策としては…
- 部屋の湿度を上げる
- 静電気除去テープなどを粉受けにつける
- 粗挽き専用にする
こんなところです。
静電気除去のテープは見た目に影響があるので、気にならない人なら…。
細挽きにしない限り、ちゃんと湿度60%くらいならそんなに気にならないので、風邪対策も兼ねて加湿しましょう(笑)。
ちなみにうちでは、フレンチプレス用の粗挽き専用になっています(笑)。
結局、買って満足
完璧だと思ったけど、実際使ってみたらデメリットも…という内容で書いてきましたが、結局のところ買って大満足しています。
好きなデザインで、使っていて楽しい時点で、良い買い物をしたなと思っています。
でも客観的に見てウィークポイントもあるので、これから買う人の参考になればと思いまとめてみました。
それでは!