温度調節機能付きの電気ケトルを求めて、ネットの海を彷徨っていたらひときわ目を引く電気ケトルを発見しまして。
APIX(アピックス) 温度調節機能付き電気カフェケトル、0.4Lという割り切った容量とフォルムにぐっときて買っちゃいました。
クセのあるドリップケトルなので、使用感とか色々書いていこうと思います!
実際に注ぐ様子とかも動画にまとめていますので、↓を見ていただくのが伝わりやすいかと思います!
基本的なスペック
容量 | 最大0.4L・最低0.1L |
本体サイズ | 幅 30×奥行 16×高さ 24.6cm・1kg |
コードの長さ | 0.8m |
温度調節 | 1℃単位、60~100℃ タッチパネル、デジタル表記 |
色 | カッパー、ブラックメタリック |
スタイリッシュで独特なフォルムに、1℃単位の温度調節機能付きですが、0.4Lというめちゃくちゃ割り切った容量が特徴のドリップケトル。
温度調節機能付きのドリップに適した電気ケトルは色々選択肢がありますが、どれも1L前後の中ひときわ尖っています。
このレザー調(合皮)の持ち手も魅力的。使っていてテンションが上ります。
蓋は綺麗にはまります。付け外しもしやすく、動かないのでグッド。
さて少量ならではのメリットやクセもありますので、その辺の使い心地が伝わればと思います。
使いやすさと少量ならではのクセ
シンプルで分かりやすい温度設定
ボタンは4つで、電源と温度のプラスマイナス、保温の4つ。タッチパネル式で反応も良好です。
実際に使う際の流れとしては、
- ケトルに水を入れてセットし、電源を入れる
- 温度を設定しそのまま放置
- 設定温度になったら音が鳴ってほどなく電源が落ちる(そのまま保温も)
1つ注意点としては、空焚き防止機能がないみたいなのでそこは注意ですね。
保温は30分、ドリップ中に保温も可能です。
加熱は早いわけではない
少量ですが熱源が小さいためか、特段加熱は早いわけではないです。
具体的には400mlを入れた状態で16~88℃に上がるまでに3分程度。少量ならもっと早いです。
放置でいいので自分は気になりませんが、加熱速度としてはスペック低めかと思います。
ちなみに底は熱くならないので置く場所は選ばないです。
設定温度と実際の温度のギャップ
温度調節機能付き電気ケトルには、どうしても誤差が出ちゃったりします。
このAPIXの電気カフェケトルでも、表示温度と実際の温度をはかってみると、特に温度上昇中に1~2℃の誤差があるみたいです。
これは個差にもよると思いますし、他の電気ケトルでもそうですが、1℃単位できっちり正確に設定したい場合はギャップを把握しておくと良いかと思います。
ただこれ、温度計側でも誤差ってあるので、正確にとなると結構大変だったり(笑)。
抜群の注ぎやすさ
注ぎ口はかなり細めで、先は鶴口。
この注ぎ口がめちゃくちゃ優秀で、
- かなり細く安定して注げる
- 真下に落ちるのでコントロールしやすい
- 狙った位置に落とすことが容易
- 裏漏れもない(注ぎ方によっては最後の1滴が残ることも)
実際に注いでいる様子を見ていただくと分かりやすいかと思います(↓該当箇所から再生されます)
細口の特徴として太くだせないので、3人分とか5人分とか淹れるのには向いてないですが、そもそも400mlという容量なのではじめから2人分が限界です。
ひとつ弱点としては、湯量が減ってきた時の挙動がはやめに来ること。
2人分なら容量ギリギリなのでなおさらですね。
でも慣れれば気にならなくなると思います。
ハンドリング自体は満点ではないけれど…
ハンドルが開いているフォルムの都合、ドリップする際に脇が閉まりにくいので、ドリップケトル自体のハンドルは安定しないです。
でもそれをもって余りある注ぎ口の優秀さゆえ、実際使っていると全く気にならないです。
コーヒー以外にも中国茶や日本茶にもおすすめ
ということで、少量ゆえのクセもあるのですが、総じて抜群の注ぎやすさと、フォルムの可愛らしさ、質感のかっこよさで、めちゃくちゃ満足しています。
400mlという潔さにも愛着すら沸いています。
そしてコーヒーだけでなく、
- コンパクト
- 100mlから加熱できる
- 1℃単位で温度設定できる
という点から、種類によって適切な温度が60℃~100℃と違って、少量で何煎も楽しむ中国茶・日本茶にもおすすめです。
実際自分も、お茶を淹れるのにもすごく重宝しています。
400mlというなかなか類似品のない電気ケトルなので、気になっている方の参考になれば幸いです!