ドリップポット紹介シリーズ。
今回は可愛らしいフォルムで点滴も出来て使いやすいけど、絶妙な難しさもある「カリタ コーヒーポット ホーロー製 コーヒ達人 ペリカン 1L #52123」。
使用感やどういう人におすすすめかみたいなところを書いていきます!
基本情報
サイズ | 210×110×200mm、底径110mm |
重量 | 660g |
容量 | 1L |
材質 | ホーロー |
IH | 底径11cm使用可能なら対応 |
特徴的なペリカン口、ホーロー製でそこそこ重量がある容量1Lのドリップポット。
ホーロー製のメリットデメリットは後ほど触れますが、プロでも使っている方がいることから、基本的な使い勝手はお墨付きです。
底径が小さいので一応IHは非対応と書かれていますが、底径11cmでも反応するIHなら対応可です(実際にうちではIHで使用しています)。
初心者~上級者まで、使いやすくも難しい
細くも太くも自在
根本から太く、先まで太さがありつつも湯が落ちるところがごく細くなっているので、細くも太くも自在に湯を落とせるようになっています。
めちゃくちゃ勢いよくも注げるし、点滴ドリップ(1滴1滴落とす)も出来るほどのコントロール幅の広さ。
裏漏れもほぼなく簡単に細く注げるので、初心者の方にもおすすめです。
太い根本も、よくある細口のドリップポットだと4人分など大人数分をドリップする時は湯量が足りなくなるので、シーンによってはかなり便利。
自在ゆえのコントロールの難しさ
狙った場所への落としやすさは10点満点でいうと8~9点くらい。
かなり注ぎやすい部類ですが、本体が重いのと湯量が自在ゆえに少しの力のかけ加減でかわってくるコントロールの難しさもあります。
また根本から先にかけて太く湯が落ちるところだけ細くなっているので、円を描いてドリップするにあたり手前に注いでいる時と奥に注いでいる時では湯量に差が出てしまいます。
イメージしてもらうと分かりますが、奥に注ぐ時にドリップポットを傾けると湯量が増えるというわけですね。
なのでポットを傾けずに円を描くように動かすか、あらかじめ湯を落とす中心を手前に設定するなど意識してドリップする必要が出てきます。
こんな感じで、初心者でも使いやすい一方で、より繊細にコントロールしようと思うと奥深く難しい点もあるドリップポットだと思います
火にかけると取っ手は熱くなるので移し替えるのが吉
IHでも直火でも、カリタ コーヒー達人・ペリカンに水を入れて火にかけると取っ手が熱くなります。
ドリップするのに布巾で持って…ってしてもいいのですが、やっぱりちょっと不便。
弱火でも熱くなりますし、底径が小さいので沸くのに時間もかかります。
なので別のヤカンなどでお湯を沸騰させてから、 カリタ コーヒー達人・ペリカンに移し替えて使うのが吉です。
それでもちょっと温かくはなりますけどね(笑)
ホーロー製という点
ホーローとは簡単にいうと、鉄などにガラス質のなんかをかけて焼付けたもの。
質感もよくて保温性・耐熱性が高く、においが移りづらく水に金属臭も出ないのでストレートにコーヒーの味を引き出すという利点があります。
一方で、衝撃に弱く表面がかけるとそこから錆びる可能性もあるので、ガラス製と同じように慎重に扱う必要も。
個人的には金属製のポットで入れても味の変化は感じられず、 重くてコントロール的にはマイナスで、慎重に扱う必要があるホーロー製はあまり嬉しくないのが正直なところ。
機能的にはすごく満足で使いたい形状ですが、ホーロー製であるという一点で普段使いは避けてしまいます。
同じ形状・使用感でステンレス製が出れば、即買い換えてヘビーユーズするのにな~と思ってます
カリタ コーヒー達人・ペリカン まとめ
まとめると、ホーロー製で重い・取っ手が熱くなるので扱いにくい部分もありつつ、点滴まで出来るくらい湯量の自在性も高く、細くも太くも注げるドリップポット。
もちろんホーローにもいいところがあるんですけどね。
初心者でも簡単に狙った部分に細く注げる一方で、繊細なコントロールを追求するなら難しい点もある、奥深い商品だと思います。
可愛らしい見た目で注ぎやすさも十分、コーヒー好きなら持っておいてもいいと思いつつ、ステンレス製があればな~というむず痒さもあるというのが個人的な印象です!
【関連記事】太くは注げないですがペリカン口の系譜のあって、注ぎやすさ抜群の↓をメインで使っています。
ただし公式ではIH非対応なので、お使いのIHの機能を確認の上での自己責任ですね。