2年前、コーヒーメーカーを買ってしばらく経って、どうやら粉で買うのと豆から挽いたのでは全然味が違うと聞いてはじめて買った「カリタ 手挽きコーヒーミル KH-3」。
Amazonでもベストセラー1位、1000件近くの口コミ評価もついている、めちゃくちゃ人気の手挽きコーヒーミルです。
あれから2年使ってみて、いまさらではありますが、良いところ・悪いところなど使用感をレビューとして書いていこうと思います!
KH-3は初めてにもってこいの手挽きミル
結論から言うと、初めてコーヒーミルを買うという方で、安く済ませたいならもってこいの手挽きミルです。
欲を言うと色々あるのですが(後述します)、
- 5000円くらいまでの手挽きミルと基本的な構造が同じ
- 細引き~粗挽きまで調節可能
- 持ちやすいし安定性もあって挽きやすい
と必要な機能は備わっていて、KH-3だから出来ないということはあまりないです。
時間はかかりますがマキネッタに使うくらい細かくも出来ますし、もちろんペーパードリップ用に中挽きにも出来ますし、フレンチプレス用に粗挽きにも出来ます。
デメリットはもちろんあるけど、不便さも手間も楽しめるなら
必要な機能は備わっていますが、価格相応のもどかしさもあります。
- 蓋がないのでたまに豆が飛んでいく
- 粉受けの部分を外すのにちょっと時間がかかる
- 挽く粗さを変えるのがちょっと手間
基本的に手挽きミルはゆっくりまわすので、それほど気にはならないのですが、蓋がないことでたまーに豆が飛んでいきます(笑)。
それと粉受けの部分はネジのようにそこそこ回して外れるようになっているので、他のミルと比べて手数が多くなります。
あと挽く粗さを変える時、上のつまみを回して取り、パーツを外してネジを回さないと調整できず、しかもどのくらいの粗さかが分かりづらくなっています。
この辺がKH-3の不便なところです。
この不便さが気になる方は、HARIO セラミック スリム MSS-1TBとか、予算が6000円ほど出せるならポーレックスを選ぶといいと思います。
逆に言うと蓋がないことで豆が減っていく様子が見れてそれも楽しかったり、粉受けを外す手の感触が良かったり、狙った粗さにばっちり調整できると嬉しかったり。
コーヒーは使う道具だったり、手間も楽しんでこその趣味だと思っているので、電動ミルを持っている今でも全然使っています。
不便さも手間も楽しめるなら、ずっと活躍できるくらいの機能は備わっています。
加えて手挽きミルの弱点である、
- どうしても均一さは電動ミルに及ばない
- 多めの豆を使ったり細挽きにするとかなり時間がかかる
- 雑味の原因となる微粉(パウダーくらい細かい粉)が出やすい
- 粗さの目安が分かりにくく、どうしても感覚になる
が加わります。これはどんな手挽きミルでも悩めるポイントですので、ここが気になるくらいになってきたら電動ミルを導入するのがおすすめです。
スタンダードな手挽きミルです
手挽きミルの中でもかなり安めの商品ですが、安かろう悪かろうな商品ではありません。
いうなれば、「スタンダード」だと思います。
特出した便利さもないし不便な点もありますが、スタンダードな活躍の出来るミルになっています。
KH-3を基準に、蓋がついたりデザインがより洗練されたりと、付加価値がつくごとに値段も上がっていきます。
最低限使えれば十分なのか、譲れない機能があるのか、デザインを重視するのか、そういうところと予算をすり合わせて選ぶといいと思います!